院長ブログ
タダラフィル
- 2015年06月03日 20:45
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今週の月曜日に川越で研究会がありました。
日本大学医学部泌尿器科学講座主任教授であられます高橋悟先生が川越にいらっしゃいました。
高橋悟先生は日本泌尿器科学会の理事で、飛ぶ鳥を落とす勢いのある日本を代表する泌尿器科の教授です。
今回の演題はタダラフィルについてでした。大変勉強になりました。
ちなみに、5年前までは一緒に働いていました。
タダラフィルはもともとEDの治療薬として、バイアグラ、レビトラに続いて登場した3番めのED治療薬です。
商品名はシアリスです。昨年の5月からはタダラフィルの低用量、商品名はザルティアという名前で
前立腺肥大症の治療薬として承認されました。シアリスとザルティアはどちらもタダラフィルということですが、
EDで使用するシアリスはタダラフィル20mg、10mgであり、前立腺肥大症で使用するザルティアはタダラフィル5mg、
2.5mgであります。つまり、EDの治療に使用する薬の低用量を使用すると前立腺肥大症の排尿障害を改善するということです。
排尿障害、つまりおしっこが出にくいとか、漏れそうになるとか、キレが悪いとか、今までは高齢者の病気と思われがちですが、男性の40代後半にもなると少なからず症状をお持ちの方が意外にいます。つまり、前立腺が大きくなり始めているのです。
前立腺肥大症でも比較的早期の場合はタダラフィルの有効性が証明しつつありますので、老若男女問わず
お早めの受診をお勧め致します。
埼玉県川越市の泌尿器科 川越インタークリニック
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